11月23日に開催された「小林聖心女学院施設見学会」に行ってきました。阪急小林駅から徒歩約10分ほど。線路沿いから続く坂道を上り、色づく紅葉のトンネルを抜けると、自然豊かな小林の丘が現れる。
ここからは、小林聖心女子学院の専用通学路「みこころ坂」が続く。
生い茂る木々の見上げながら進むと、池には野鳥の姿もみられ、竹林が風にそよぐ音が心地よく、小林駅がすぐそばにあるとは思えないような幻想的な雰囲気。
この「みこころ坂」は、小林聖心の生徒であった作家の須賀敦子さんの『須賀敦子が歩いた道』(2009年新潮社)でも紹介されているという。
みこころ坂を上りきると、いよいよ校舎がみえてきました。
最初に案内されたのは聖堂。小林駅近くからも角の鐘塔がみえるシンボル的な建物。
       
今回で3回目となる見学会は、学校関係の方だけでなく、阪神文化財建物研究会、同窓生の皆さんなど多種多様な方々が同行していただき学校内をみてまわりました。

国の登録有形文化財の"本館校舎"は、チェコ出身のアントニン・レーモンドの設計で、関西では数少ない貴重な建物。最近の学校と比べても違和感がない鉄筋コンクリートの建物だが、なんと昭和2年(1927年)施行。

窓枠や階段の手すりなど一部当時のまま残されています。
"聖堂"は昭和40年(1965年)に本館校舎内から独立して新築された。800人ほどを収容することがき、学校の聖堂としては珍しい広さ。シンプルで色鮮やかなステンドグラスが印象的でした。
今では取り入れられていませんが、以前は親元を離れ寄宿舎で生活しながら学ぶ学生もいたようです。寄宿舎での生活を経験された同窓生の方が、絵本の『げんきなマドレーヌ』(1972年福音感書店)のような生活だったとお話されていたのが印象的でした。  

見学のあとは、茶室でお茶とお菓子をいただきました。茶室は、茶人で作動建築家として著名な武者小路千家三代木津宗詮の設計。自然に囲まれた校舎の中でも、一風異なった風情が漂う空間。ここでは、学生が和の心や作法を学んだり、中学・高校の茶道部の活動しているようです。
           


一旦解散となった後、校舎から少し離れた丘にある「ロザリオ・ヒル教育施設」も自由に見学できると案内されました。日頃は一般公開されておらず、宿泊可能な教育施設で小聖堂や修道院、ホールや同窓会館などがあるようです。残念ながら今回は見学する時間がなかったので、次回は時間に余裕をもって参加してみたいものです。     
      
小林聖心女子学院ホームページ→http://www.oby-sacred-heart.ed.jp/
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